閉店をお知らせしてから、Ｆ氏の怒涛の日参が開始されました。という訳で、龍高飯店としましても毎日出席確認をする勢いで、Ｆ氏の御席を何とか工面するように致しました。Ｆ氏は大体が男飯…丼物や炒飯、あるいは拉麺＆炒飯セットといった男飯を平らげてお帰りになるのが常でしたが、残り日数が少なくなってくるとご注文に少し変化が現れました。この日のＦ氏、牛肉の辛い炒飯のみならず、在庫調整にご協力をいただいてジャンボ蝦蟹春巻、そして鶏唐揚げもご注文。もしかしたら…これは、最終日にはフカヒレ姿煮を召し上がるのでは？と密かに期待をしていましたが、それはありませんでした（笑）。
営業日が残り２日になった夜、お並びいただいているお客様にご挨拶に出てみると、その列の中にＦ氏のお姿がありました。多くのお客様にお並びいただいて、店内にご案内できずご迷惑をおかけしてしまいましたが、この日ばかりはＦ氏もお座りになることができず、豚肉の角煮炒飯を結局お持ち帰りいただくことになりました。どうもすみませんでした。
Ｆ様、長きに渡りまして龍高飯店をご利用下さいまして誠にありがとうございました。
このＦ氏シリーズ、もっともっと続けて連載することを楽しみにしていましたが、残念ながら。
いずれにしましても通って下さったお気持ちに大感謝です。
どうぞお身体ご自愛いただきまして、お元気にお過ごしくださいませ。
喘息も辛いので、ぜひお気を付けいただきますように。
ありがとうございました。

Ｆ氏最後のお支払い。可愛いお腹が大好きでした。